住所 153-0062
東京都目黒区三田1-13-3
恵比寿ガーデンプレイス内
TEL 03-3280-0099

館長ご挨拶
ごあいさつ
東京都写真美術館は、1995年(平成7年)1月の開館以来、「写真・映像とは何か」という根本的な問いを追求しながら、その多様な性格や表現を幅広く紹介し、写真・映像文化に親しんでいただけるよう努めてまいりました。
開館27年を迎えた現在においては、累計約800万人を超える国内外のお客様をお迎えしております。(2022[令和4] 年3月現在)
当館が収蔵する作品は、36,899点(2022[令和4]年3月末現在)におよび、世界的にも希少な写真・映像の黎明期を伝えるものから現代作家による最新作までを体系的に網羅しており、専門美術館としての豊かな厚みを特徴づけております。
こうした収蔵作品をはじめ多様な写真・映像表現を紹介する展覧会は、当館学芸員の高い専門性を活かした独自の企画で実施しており、年間約20本を数えます。
また、写真・映像により一層親しみ、理解を深めていただけるよう、教育普及活動や図書室運営などにも精力的に取り組んでおります。
さらに、映像とアートのフェスティヴァル「恵比寿映像祭」は、映像分野における創造活動の活性化をミッションとして、近隣の皆様とともに多彩な事業を展開し、冬の風物詩として定着しております。
当館は、こうした事業を通して、国内はもとより世界に向けて優れた写真・映像文化を創造・発信するとともに、地域に親しまれる文化施設として機能することにより、東京の文化振興に寄与していく所存です。
引き続き、当館の活動にご理解と温かいご支援をお願い申し上げますとともに、館員一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
2022年4月

東京都写真美術館
館長 伊東 信一郎
写真美術館の基本的性格
- 写真の総合的専門美術館として、収集、展示、保存、修復、調査、研究、普及などを含めた総合的な活動を行います。
- 写真表現の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘し、新しい創造活動の展開の場とします。
- 写真芸術・文化を普及するために、人々が気軽にすぐれた写真作品を鑑賞し、学ぶとともに、美術館の諸機能を積極的に享受できるような、開かれた施設とします。
- 写真に関するあらゆる情報を集約するとともに写真を含む映像全般に関する調査・研究を行う施設とします。
- 日本における写真文化のセンター的役割を果たすとともに、国際的な交流の拠点となることを目指します。
- ワークショップなど参加型機能をもつとともに、人々の創作活動をサポートする施設として、国内外の写真作家や人々が広く交流しうる場を備えた施設とします。
- 歴史的な映像文化に関する展示と最先端の映像表現を体験的に享受できる「映像工夫館*」を併設し、映像メディアの発達の歴史を学ぶとともに多様な表現の可能性を探ります。
(平成3年8月東京都策定「東京都写真美術館基本計画」より)
* なお「映像工夫館」では現在「地下1階展示室」として映像展をはじめ各種展覧会を開催しています。
サイトから取得した情報と写真:topmuseum.jp