学習院幼稚園

住所  171-8588 東京都豊島区目白1-5-1
電話 03-5992-9243

 

 

 

本園の歴史

初代園長の言葉

学習院は明治十年の創立以来八十五年を経て、東京でも最も古い歴史と伝統を有する学校の一つである。戦後幼稚園を廃して居たが、この度皇孫の御教育をお引き受けして、多年の皇室の御恩にも報じようとの願がきつかけとなり、幼稚園を復活することにした。

人間の生活は歴史と伝統とを必ず形作るものであるが、その伝統は生きて、新しい時代に流通するものでなければならない。我々はこの至難の道を選んで幼時から何よりも正直を尊重して、お互同志が思ひやりと尊敬とを持つて相共によい社会を形作るような人間を世に送りたいと念ずる。
幼稚園から大学に至る一貫の教育は我々の理想であるが、怠惰にして素質のない者に高等の教育を受けさそうとは思わない。我々は、学習院を愛し確乎たる存在理由を有するよき学園の実現を志す我々を助けてくれる父母並びに天下の同志と共に、この幼稚園を育てて行きたいと切望する。

昭和三十七年十一月
初代園長(院長兼任)
安倍 能成

教育のねらい
遊びをとおして豊かな基礎づくりを

幼児期の教育は、生涯にわたる人間形成の基礎を培う重要なものです。
学習院幼稚園では、幼稚園から大学までの一貫した教育理念のもと、教育組織の出発点として、 また、人間形成の出発点として、正しく明るく健やかに幼児を育てることを目的といたします。 自由でのびのびとした中にも、正しい価値観と物事を成し遂げる自信を身につける教育を目指しております。
幼児の自発的な活動としての遊びは、心身の調和のとれた発達の基礎となる重要な学習です。このため、子どもとしての自然な生活、遊びを大切にしながら、次の4つのことがらを心がけた教育を行っています。

正直で思いやりのある心

何よりも「正直」を尊重して、お互い同士が思いやりと尊敬の気持ちを持てるように。

正しい生活の習慣と態度

幼児であっても人として身につけなければならない礼儀を知り、正しい生活習慣、態度をしっかりと身につけられるように。

自ら育とうとする力

心や体を使って夢中になって遊ぶ中で、自分から興味をもち、考えて行動する、「自ら育とうとする力」を伸ばしていけるように。

社会性の基礎作り

人との関わりの中でさまざまな思いを体験し、人の心を感じ、まわりのことに気付く気持ちを大切にし、お友達と仲良くすごせるように。

これらのねらいを踏まえ、学習院幼稚園は創立当初より、
子どもたちの主体的・自主的な活動を大切にする教育を行ってまいりました。

 

 

 

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