住所 東京都北区王子2-19-21
TEL 03-3911-3679
協会のあらまし |
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東京都福祉事業協会は、大正6年にその前身となる東京府慈善協会として発足しました。 当時は、第一次世界大戦の勃発で物価が急騰したり台風水害の発生などで住民の生活が窮迫していましたので、 生活困窮者救済のため東京府の外郭団体として協会を設立し、経済的保護、婦人児童保護などの事業活動と、 府下の社会事業団体の活動が活発に行えるよう連絡調整機関としての事業をはじめました。
協会は時代の要請に応じて、日用品の廉価供給事業、公益質屋、小住宅供給事業等を展開し、大正8年には財団法人組織になりました。
その後関東大震災という未曾有の自然災害が発生しその救済活動を展開しました。 そして同時に協会は隣保事業を開始しました。この事業は、地域の住民にとって何が求められているか、 それに応えていく事業を展開しようというものでした。 協会は子どもたちの健全育成の必要性から南干住隣保館をはじめました。 今でいう保育園です。「隣保館」保育園が多いのはこのような事情によるものです。
このように地域に密着した社会事業を行ってきましたが、やがて第二次世界大戦を経て戦後を迎え、 社会福祉事業もその範囲や事業内容が社会に適合するよう制度化が進められてきました。 協会も昭和27年に現在の社会福祉法人となり、事業の方向も時代の要請に応えていくよう発展充実してきました。
現在は、東京都内に7つの保育園、3つの母子生活支援施設、2つの特別養護老人ホーム、 3つのデイサービスセンターのほか地域包括支援センターや学童クラブ等を経営しています。
今後は、21世紀の福祉の在り方をしっかり認識し、地域社会にねざした福祉サービスを進めていきます。
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